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これまでの福島での活動についてのサムネイル|エールにとどけ!

これまでの福島での活動・思い

2020年3月17日

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福島・いわき市で公演をおこなうまで

僕が共同主宰をするロクディムが、初めて福島・いわき市で公演をおこなったのが2011年6月。東日本大震災の3ヶ月後でした。

想定外の大きな地震と津波、そして東京電力福島第一原子力発電所事故。
この時、僕は初めて福島に原発が10基もあったことを知りました(第一に6基、第二に4基)。

震災当初は、何が正しい情報なのかが分からず色々な物事が錯綜し、ただただ混乱していたあの時を思い出すと、今でも胸の奥がヒリヒリします。

福島県では原発からの距離に応じた避難対象地域に避難指示が出され、実家のあるいわき市でも屋内退避の指示が出ました。

「用がなければできるだけ外出しないようにして、外出する時は帽子やマスクをして帰ってきたら玄関に大きなビニール袋を用意しておいて、着ていた服を入れて捨てるんだって。でも、水道が止まってるんだから給水車が来たら水をもらいに出なきゃならないのよ」

と、笑いながら言う母の声を、胸の奥に広がるヒリヒリを感じながら聞いていました。

鎌倉で、東京で、思ったこと、感じたこと

停電した鎌倉・小町通り(2016/3/11)停電した鎌倉・小町通り(2011/03/11 撮影)

その頃、神奈川県・鎌倉に住んでいた僕は、停電や電話がつながりづらい状況もあり、スマホやパソコン等のインターネットを頼りに情報収集をしました。

最新情報をtwitter調べ、skypeで通話し(携帯電話や一般電話が繋がりづらい状況も続いていました)、テレビでは放送されない東京電力や首相官邸の記者会見をニコニコ動画で見ていました。

テレビの中に映し出される状況を見ながら、
何も出来ない、無力さ
を感じていました。

あの時、多くの人が感じたことだと思います。
人間の無力さ。
自然の脅威。
かけがえのない日常。
大切な人の安全と安心。
そして、いのちの大切さ。

ロクディムは震災の翌日に東京・経堂でイベント出演がありました。
開催すること自体も考えたのですが、ひとりでもお客さんが来てくれるならということで実施。終演後にひとりの女性のお客さんが言った言葉がありました。

「夜になるにつれて節電で街が暗くなって、1人暮らしだからどんどん寂しくなって怖くなって。でも、ここにきて良かった。笑っている時、地震のことを忘れられました。ありがとう」

東京には東京の震災がありました。
そして、彼女の言葉が僕の胸の奥にあるヒリヒリを小さくしてくれたのを感じました。

できること、も、ある

それから数日後。
ニュースなどで有名人が避難所を訪れて炊き出しをしたり、音楽家が歌や音楽を届ける姿を目にしながら、僕やロクディムは何が出来るだろう?と考えました。

身体を休める場所や必要な食事があること。
こころに寄り添う音楽や歌があること。
そして、ぐっと腹に力を入れて、大きい声で笑えること。
笑いには、笑いだからこそ、できることがある。

そのタイミングが来ることを信じ、願い、ロクディムのメンバーで集まった稽古の時に僕は提案しました。

「いわきでやりたい。福島でやりたい」
「ヒロシが言うんだったら、やろう」

細かいことを聞かずに、僕の気持ちや想いを正面から受け止めてくれ、即答してくれたロクディムのメンバー。

何も出来ない、じゃなく。
出来るかどうか、じゃなく。
やる。

即興パフォーマンスでいつも大切にしていることが、そこにはありました。
それから僕はいわきでパフォーマンスを実施するための準備を始めました。

とは言え、正直なことを言うと、これまでそんなに「故郷への想い」があったわけではなく、というより逆に、実家に帰るのはお正月ぐらいで同窓会にもほとんど行ったことがありませんでした。

偶然からつながっていったご縁

どういうふうに動けばよいか考えつつ鎌倉の身近な人に色々と相談していた頃、現・アーツ前橋館長である住友文彦さんにこの話をする機会があり、「いわき市のアリオスに知人がいるからよかったら紹介するよ」と言ってもらいました。

そこで紹介していただいたのが、当時いわきアリオスのマーケティングマネージャーだった森隆一郎さんでした。

そして僕は、ロクディムのライブDVDや2010年末から作成していたロクディム・ジャパンツアー・プロジェクト(いわきバージョン)の資料を持って、いわきアリオスへ行き、森さんとお会いすることができました。

森さんは、いわき市内の劇場やホールや公民館などの施設が、地震の被害があったり避難所となっているため使用ができない現状を説明してくれました。

そして、即興でおこなうロクディムの公演スタイルを「フットワークが軽くて、とてもいいと思います。こういう事があったからこそ、こういう活動は大事です」と言ってくれた森さんの言葉に、勇気をもらいました。

いわきアリオス公園口いわきアリオス公園口(2016/11/7 撮影)

押し付けじゃないやり方、あり方

平競輪場でのErico(えりこ)さんとの出会い

また、いわき市平にある「平競輪場」では、ボランティアとして各避難所へ物資を分配する活動をされていたEricoさんと出会いました。

物資の受け入れ、仕分け、保管から避難所の場所や避難されている方の人数などの実態把握、それぞれへの必要な物資の分配などを自衛隊の方と一緒におこなっている様子を教えてもらいました。

そして僕は自分が東京を中心にロクディムとして活動していること、いわきでパフォーマンスをしたいことなど僕の想いを伝えました。

Ericoさんは、まっすぐに僕を見て、「今はまだ「避難・救援」の段階であり、命を救う活動が最優先です。その次の段階として「支援・復興」の段階になるでしょう。その段階になれば、カタヨセさんやロクディムのパフォーマンスもできると思います」と言ってくれたEricoさんの言葉に、希望をもらいました。
僕は、何かできることがあったら連絡がほしいと名刺を交換しました。

平競輪場前に停まる自衛隊の車平競輪場前に停まる自衛隊の車(2011/4/4 撮影)

この出会いがきっかけとなって、いわき市でボランティア活動をするたくさんの方と出会うことができ、いわきを訪れる度に微力ながらお手伝いをすることでいわきの現状を身をもって知ることができました。

僕が出会ったボランティの方の中に、いわきアリオスの企画「いわきぼうけん映画祭」のメンバーの方が多かったのも嬉しい偶然でした(実行委員長・増田さんには大変お世話になりました)。

そんなご縁もあり、また、いわきの生の声を聞きたいと思い、アリオスが主催する市民参加企画「アートおどろく いわき復興モヤモヤ会議」に参加したりしました(リンク先の記事後半に僕がチラリと写っています)

そんなある時、いわきの方からこんな言葉をかけてもらいます。

「そろそろパフォーマンスやっていいんじゃないかな?」
「笑いは必要だよ」
「ここでイベントができるけど、行ってみる?」

パフォーマンスをやりたい気持ちは常に持っていましたが、ロクディムの即興芝居☓即興コメディというパフォーマンスの性格上、「自分たちがやりたいからやる」ではなく、いわきに住むいわきの人に「ロクディム、やっていいんじゃない?」と言ってもらって初めてやれると思っていたので、とても嬉しかったのを思い出します。

いわきの状況も少しずつ前に進んでいて、そのこと自体も嬉しかったし、だからこそロクディムができる段階になったのだと思いました。
Ericoさんの言葉が思い出されました。

その時が来たのです。

予約3名からはじまった

2011年6月26日@いわき市平@バロウズ

いわき市での初めてのパフォーマンス。
2011年6月26日@いわき市平@バロウズにて。

予約はたった3名でした。
誰が来てくれるのか?
お客さんより出演者のほうが多い?
そんな不安の中、迎えた本番。
会場オープン。

立ち見が出たほどの満員御礼でのパフォーマンスとなりました。
子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで、たくさんの方にご来場いただいたあの会場の笑顔と拍手を僕は忘れません。

「やっとちゃんと笑えた」

というお客さんの感想が、本当に嬉しかった。
痛くて切なくなる嬉しさを、初めて知りました。

ロクディム@いわきバロウズ開場前〜終演後の記念写真(2011/6/26 撮影)

終演後のロクディムメンバーのコメント、動画にあるけどこれも、嬉しかった。

小田篤史「ぶっちゃけ…泣きそうになっちゃうよね」
名古屋淳「始まる前に、もうこれでいいやって思った」
りょーちん「おもしろかったです。みんなの地元でやればいいのになって(笑)」

渡猛「どうなの?終わったって感じあるの?」
カタヨセヒロシ「う〜ん、そうだねえ、少しあるかな。でも、思ったよりないね。うわ〜っとはないね」
渡猛「(笑)」
カタヨセヒロシ「楽しんでたからかもしれないね」
渡猛「そうだねえ」

楽しかった。嬉しかった。
そして、終わったのに終わっていない感じもありました。

協力
いわき演劇鑑賞会「あすなろII」サークル、がんばっぺいわきネットワーク、いわきぼうけん映画祭実行委員会、有限会社ソニックプロジェクト、バロウズ、MUSIC&Bar QUEEN、今弥市、カタヨセfamily(敬称略)

場所の記憶、場所の力、場所との共演

2011年7月30日@いわき市小名浜@UDOK.

ロクディム@UDOK.UDOK.公演風景(2011/7/30 撮影)

いわき市での初めてのパフォーマンスから約1ヶ月後、ロクディムは小名浜にいました。
7月30日@いわき市小名浜@UDOK.でのパフォーマンスは、コニタンこと小西真理も参加して6人態勢で実施しました。

ステージとなる重ねられたパレットは津波で流されてきたもので、
東日本大震災以後の新聞紙面が壁一面に貼られていて、
津波の高さがシミとなって残るカレンダーが壁にかかっていました。

小名浜の海や港の写真が飾られた壁と
晴耕雨読の文字が描かれたグラフィティの壁と
ガラス窓に囲まれたUDOK.に集まってくれた人々。

感想の声をいくつかご紹介します。

「PLAY is PLAY って言って、芝居っていうのは遊びなんですよね。演劇の根本を、基礎っていうものを、見せてもらったなあと思って。時間と空間をうまく使い分けて、なんでもあり得る世界ですから、その世界を観客と一緒になって楽しんでいく。舞台は舞台、観客は観客じゃなくて、舞台と観客が一緒になって芝居を作っていくというのが、今、だいぶ忘れられているところがありますけども。大切なものを、ここで表してくれたな、表現してもらったなと思って、今、すごく、私自身嬉しいんです」

「笑いながらいい話を聞いた(笑)1時間がホントあっという間で、いわきで地震があってからナマで見る初めての芝居なんで。すごい、楽しい時間でした。ありがとうございました」

「すごいいっぱい笑わせてもらって、ありがとうございました(笑)」

「サイコーに楽しかったです」

「初めて即興芝居っていうもの見たんですけど、最初は、あの、そんなに笑えるタイプの人間じゃないんで、俺笑えないんじゃないかなと思って来たんですけど、笑えました。すごく楽しかったです」

「この小名浜でやるっていう意味がすごく伝わったし、また、ここでやってほしいって思ってます」

ロクディム@UDOK.

ロクディム@UDOK.

ロクディム@UDOK.

ロクディム@UDOK.

ロクディム@UDOK.UDOK.公演風景(2011/7/30 撮影)

UDOK.で強く感じたのは、会場の持つ力でした。
その会場にはその会場にしかない固有の磁場のような力があって、ロクディムの即興は、その力の影響を受けやすいことがわかりました。会場も出演者のひとりなのです。

その会場だからできることがあって、そこに意味がある、そのことを改めて気づかせてくれました。
そして、UDOK.というスペースを小名浜で生み出し、仲間とともに新しいうねりを作り出している 小松理虔くん、丹洋祐くんとの出会いに本当に感謝です。

協力
オルタナティブスペースUDOK.、いわき演劇鑑賞会「あすなろII」サークル、がんばっぺいわきネットワーク、いわきぼうけん映画祭実行委員会、有限会社ソニックプロジェクト、バロウズ、MUSIC&Bar QUEEN、今弥市、カタヨセfamily(敬称略)

1年後にもらった出演依頼。

復興飲食店街 夜明け市場からの出演依頼

その1年後となる2012年、ロクディムは思ってもなかった出演依頼の連絡をもらいます。

2011年11月4日にオープンした復興飲食店街「夜明け市場」からでした。

夏にビアガーデンオープニングイベントを企画しているのでそこにゲスト出演してほしいというものでした。

UDOK. でのパフォーマンスをスタッフとして近くで手伝ってくれた「つるちゃん」が、夜明け市場のスタッフとなり、出演依頼という嬉しい連絡をくれたのでした。

2012年6月、ロクディムは再びいわきを訪れました。

いわき駅前近くの40mの路地に30店舗が並ぶ昭和レトロな小路「白銀小路」。映画ロケにも利用された味わい深い街並みを活用してつくられた夜明け市場は、一面ビアガーデンになっていて、そこにステージを組んだストリートパフォーマンスをおこないました。ご当地ヒーロー「郷土戦士ジャンガラー」も即興芝居に参加してくれるなど賑やかな会となりました。

復興飲食店街「夜明け市場」ビアガーデンイベント復興飲食店街 夜明け市場 でのパフォーマンス風景(2012/6/30 撮影)

郷土戦士ジャンガラーとロクディムいわきのヒーロー 郷土戦士ジャンガラーとロクディム(2012/6/30 撮影)

そこには、1年前のバロウズでの公演との違いがありました。

そこに集まった人たち自身が、町が、エネルギーに溢れていました。

それは、自信や誇りや覚悟に似たもののように感じました。

きっとこのイベントはロクディムじゃなくても盛り上がっただろうなと思うほどの力強さに、楽しむエネルギーに、凄さと嬉しさを感じながら、時間の経過を実感しました。

復興飲食店街「夜明け市場」ビアガーデン居イベントカタヨセは1年前とは違う表情を見ました(2012/6/30 撮影)

久之浜・大久復興祭 奉奠祭花火大会への出演依頼

2012年10月、久之浜・大久でおこなわれた「久之浜・大久復興祭 奉奠祭花火大会」の出演依頼をいただき、出演させていただきました。

久之浜・大久は津波の被害があった沿岸地域です。震災当初は津波に流されてしまった家財道具がそのままになっており、それらを回収するためにたくさんのボランティアの方が集まっていました。

1年が経った久之浜・大久はすっかり片付いていましたが、その分、残された家の基礎が、ここに町並みがあったことを思い出させるのでした。

そこでおこなわれた「復興祭 奉奠祭花火大会」は、地元の若者を中心に実施され「震災で亡くなられた方への鎮魂の想いと、地域復興の願いを込めた祭り」でした。

前を向いて進んでいくことが祈りになるのだと知りました。僕達ができることであれば何でもやりたい、そう思いました。

ロクディム@久之浜・大久復興祭 奉奠祭花火大会

ロクディム@久之浜・大久復興祭 奉奠祭花火大会

ロクディム@久之浜・大久復興祭 奉奠祭花火大会

ロクディム@久之浜・大久復興祭 奉奠祭花火大会

ロクディム@久之浜・大久復興祭 奉奠祭花火大会

ロクディム@久之浜・大久復興祭 奉奠祭花火大会

ロクディム@久之浜・大久復興祭 奉奠祭花火大会久之浜・大久復興祭 奉奠祭花火大会 でのパフォーマンス風景(2012/10/20 撮影)

その後も、ご縁があった人や会、企画にお声がけをいただき、いわきを訪れました。
ロクディムはパフォーマンスを贈りました。

関東でつながる福島

また、関東では福島の子どもたちへ向けたプログラム(主催:一般社団法人アカデミーキャンプ)に2011年から継続的に参加しており、これまで9回の即興芝居ワークショップ&パフォーマンスを福島の子どもたちへを実施ししています。継続的に参加する子もいて、「ロクディム、久しぶり、今年も来たよ」と声をかけてくれることも。子どもたち一緒に、大笑いしたり、時には涙したりとしています。

当たり前ですが、回(年)を重ねるごとに子達は成長していきます。アカデミーキャンプがスタートした頃から参加していた子供たちも高校生、大学生になったりしています。そうすると、今度は「スタッフ」としてアカデミーキャンプに関わる子供達もでてきます。成長した彼らが、緊張しながら参加してくる「小・中学生」を、「スタッフ」としてサポートをしている姿を見ると、なんだか胸が熱くなります。

ロクディム@アカデミーキャンプ2011夏

ロクディム@アカデミーキャンプ2011夏

ロクディム@アカデミーキャンプ2011夏

ロクディム@アカデミーキャンプ2011夏

ロクディム@アカデミーキャンプ2011夏

ロクディム@アカデミーキャンプ2011夏

ロクディム@アカデミーキャンプ2011夏

ロクディム@アカデミーキャンプ2011夏

ロクディム@アカデミーキャンプ2011夏アカデミーキャンプ2011夏の風景(2011/08/24 撮影)

福島での活動
2019年12月 第24回たんけんアリオス「コドモもオトナも劇場であそぼう!」(主催:いわき芸術文化交流館アリオス) 会場:いわきアリオス 中ホール(福島・いわき)
2019年9月 いごくフェス2019(主催:いわき市地域包括ケア推進課) 会場:いわきアリオス 中ホール(福島・いわき)
2019年10月 福島県石川郡平田村立ひらた清風中学校(芸術鑑賞教室) 会場:ひらた清風中学校 体育館(福島・石川)
2018年9月 いごくフェス2018(主催:いわき市地域包括ケア推進課) 会場:いわきアリオス 中ホール(福島・いわき)
2018年8月 いわき地区高校演劇部へのワークショップ「磐城桜が丘・福島高専・平商・いわき総合」(主催:いわき地区高校演劇連盟) 会場:福島高専(福島・いわき)
2018年2月 福島県いわき市立中央台南中学校 6年生へワークショップ 会場:中央台南中学校(福島・いわき)
2018年2月 いごくフェス2018(主催:いわき市地域包括ケア推進課) 会場:いわきアリオス 中ホール(福島・いわき)
2016年11月 いわき演劇祭2016(主催:いわき演劇の会 いわき芸術文化交流館アリオス) 会場:いわきアリオス 中リハーサル室(福島・いわき)
2016年11月 福島県立磐城桜が丘高等学校 演劇部へワークショップ 会場:磐城桜が丘高等学校(福島・いわき)
2016年11月 福島県立ふたば未来学園高校 演劇部へワークショップ 会場:ふたば未来学園(福島・双葉)
2015年11月 豊間ことばの学校(主催:はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト) 会場:豊間小学校(福島・いわき)
2015年10月 豊間ことばの学校(主催:はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト) 会場:豊間小学校(福島・いわき)
2015年6月 第1回グランド・ラウンドテーブルinいわき「ここで作る演劇 演劇で創るこれから」 会場:いわきアリオス(福島・いわき)
2014年11月 福島県郡山市立赤木小学校(PTA主催公演) 会場:赤木小学校 体育館(東京)
2014年5月 福島県演劇連絡会  ワークショップ 会場:郡山市民文化センター(福島・郡山)
2013年5月 金ヶ沢ふれあいの集い(主催:金ヶ沢区/協力:大久公民館、千日紅の会) 会場:大久公民館(福島・大久)
2013年5月 福島県演劇連絡会  ワークショップ 会場:郡山市民文化センター(福島・郡山)
2013年3月 ひさのはま感謝祭~さよなら久之浜公民館~ 会場:久之浜公民館(福島・いわき)
2012年10月 ロクディムジャパンツアープロジェクト in 久之浜・大久復興祭 奉奠祭花火大会  会場:久之浜(福島・いわき)
2012年6月 ロクディムジャパンツアープロジェクト in いわき・夜明け市場 ビアガーデンオープニングイベント 会場:復興飲食店街 夜明け市場(福島・いわき)
2011年9月 福島県演劇連絡会  ワークショップ 会場:郡山市男女共同参画センター(福島・郡山)
2011年7月 いわき即興芝居・即興コメディプロジェクト 会場:UDOK.(福島・いわき)
2011年6月 いわき即興芝居・即興コメディプロジェクト 会場:バロウズ(福島・いわき)


福島の子どもたちへ
2019年8月 アカデミーキャンプ2019「世界を再発明せよ 〜 REINVENT THE WORLD」 会場:野島青少年研修センター(神奈川)
2018年8月 アカデミーキャンプ2018「オッケーグーグル、宿題やっといて!」 会場:慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)(神奈川)
2017年8月 アカデミーキャンプ2017「次世代の創造」 会場:慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)(神奈川)
2016年8月 アカデミーキャンプ2016「未来への留学」 会場:慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)(神奈川)
2015年8月 アカデミーキャンプ2015「世界への扉」 会場:国立磐梯青少年交流の家(福島・猪苗代)
2014年8月 アカデミーキャンプ2014 会場:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京)
2013年8月 アカデミーキャンプ2013 会場:金沢産業振興センター(神奈川)
2012年8月 アカデミーキャンプ2012 会場:千葉市少年自然の家(千葉)
2011年8月 アカデミーキャンプ2011 会場:YMCA御殿場(静岡)
主催:一般社団法人アカデミーキャンプ

福島からはじまったロクディム・ジャパンツアー・プロジェクト

福島から日本全国へ

現在ロクディムが日本各地で行っている「ロクディム・ジャパンツアー・プロジェクト」は、2010年末、共同主宰の渡猛と僕とで「色々な場所、土地、人、に即興芝居・即興コメディを楽しんでもらいたい!」という妄想話からはじまりました。

それを実現しようと少しずつ準備を整え、第1回目公演を長野県松本市でできるかもしれないという時に起こった東日本大震災。

松本の話はそれどころじゃなくなり、僕は、故郷へロクディムとして何か出来ないか?を考え、実施に向けて東走西奔します(当時は「いわき即興芝居・即興コメディプロジェクト」と呼んでいました)。

そして2011年6月、7月にパフォーマンスをおこなうのは前述の通りです。

いわきでやった公演スタイルを、他のところ(地域)でもできないか?

いわゆる劇場ではなく、もっと身近な場所でフットワーク軽く公演ができるんじゃないか?

そうすれば、まだあまり知られていない即興芝居(インプロ)や即興コメディの楽しさを多くの人・ところへ届けることができるんじゃないか?

2011年末、いわきでの活動や東京での単独公演を終えたロクディムはメンバーで集まってこんな話をしました。

即興芝居・即興コメディ(先の決まっていない未来を恐れず、楽しみながら勇気を持ってクリエイトしていく)が、今の時代にマッチしたものであることを強く感じたし、笑い、コメディの力を実感した。

いわきの経験から他の場所でも公演ができることがわかったし、セットや機材を揃えなくても上演できる即興芝居の特徴を生かし、日本各地へ笑顔を、即興芝居・コメディを届けたい、広げたい。

2012年から本格的にロクディム・ジャパンツアー・プロジェクトをスタートさせ、いわきのようにご縁や繋がりを通じて、これまで27都府県で公演・ワークショップをおこない、様々な企画を実施しています。

前向きにいい未来を作ろうとする(即興で芝居を演じ、ストーリーを作っていく)それ自体をパフォーマンスとして表現することが、今の日本へのエールになると信じながら。

いわきで出会った方の「やっとちゃんと笑えた」の言葉と笑顔がこころに残っています。

ロクディムの活動について
(2016年に出演した「いわき演劇祭2016」に寄せた文章より)

ロクディムの活動をひと言であらわすなら「この瞬間を一緒に笑おう」に尽きます。

2011年に実施した公演が、もう5年前になることに驚きを感じています。
2012年に感じた「時間の経過」「場のエネルギー」が、さらに大きく濃くなっているのは、この「いわき演劇祭2016」開催によってもわかります。

「この瞬間を一緒に笑おう。」の「笑う」って強さだと思うんです。
人生は、楽しいだけじゃない、もちろん。
辛いこと、悲しいこと、どうしようもないこととか、人生にはあるんだけど、でも、それをひっくるめて、笑おう!っていう意思表示でもあります。

笑いがない瞬間だってもちろんあるじゃないですか、絶対ね。
それはもちろんあるんです。
その時はそれでいいんです。

でも、色々な流れがあって、どこかのタイミングで、その流れが変わって、また笑える時が必ず来ると思うのです。
そういう願いや色々な想いもひっくるめて、時間経過も含めて笑おうよという言葉なんです。

そのロクディムを、2011年の大変な頃から受け入れてくれたり、翌年に呼んでくれたり、思い出してくれたりする故郷「福島県いわき市」に、即興を通じて「人生の素晴らしさ」を体感して欲しいです。

観客と舞台が一緒になって、「この瞬間にうまれる物語」を楽しんでいく、ロクディムの即興パフォーマンス。
見たことがある方も、見たことがない方も、たくさんの方に知ってほしい、見て欲しい、笑ってほしい、本当に気軽に来てほしいです。

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